蓮台
れんだい
名詞
標準
lotus-shaped pedestal for images of the Buddha
文例 · 用例
「この間、島田で、大井川の川越しに使った蓮台を持ってる家を見付けた。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
私たちは藤枝の宿で、熊谷蓮生坊が念仏を抵当に入れたというその相手の長者の邸跡が今は水田になっていて、早苗がやさしく風に吹かれているのを見に寄ったり、島田では作楽井の教えて呉れた川越しの蓮台を蔵している家を尋ねて、それを写生したりして、大井川の堤に出た。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
我は古き畳の上に、忠勤なる古帽は煤びし壁の上に、各々かくて人生の怱忙を暫しのがれて、胸の波さへ穏やかなる安心の蓮台に休らふを得るに至れる也。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
伊勢大廟の内宮領から外宮領に至る裏道に、柿で名のある蓮台寺と云う村があるが、其の村に澤田庄造という人が住んでいた。
— 田中貢太郎 『狸と俳人』 青空文庫
見せ申すべきものありとて、われを本堂の内陣に誘ひ、壇に登りてマリア像の肩に両手をかけ、おもむろに前へ引き倒ふすに、その脚の下の蓮台と思しきものの辺、左右に引き開け、階段の降り口、大きく開けたり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
そのあとで死ねば九品蓮台の最上位にだって生まれることができるでしょう。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
女性でも伊豆の湯ヶ島あたりまでは、入つて行くことが出来るであらうけれども、あれから天城を越して、その向うにある温泉――湯ヶ野、谷津、蓮台寺、加茂あたりまで出かけて行くことは難かしかつた。
— 田山録弥 『女の温泉』 青空文庫
彼は、下田から一里ばかりの蓮台寺村にある湯が、瘡毒や疥癬にいいということをきいたので、すぐその日、蓮台寺村に移って入湯した。
— 菊池寛 『船医の立場』 青空文庫
作例 · 標準
鎌倉の大仏は、穏やかな表情で巨大な蓮台の上に座している。
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仏画に描かれた観音様は、美しい蓮の花の蓮台に立ち、人々を慈悲深く見守っている。
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「極楽浄土では、皆同じ蓮台の上に生まれ変わる」という教えは、人々に希望を与えた。
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標準
river palanquin
作例 · 標準
時代劇で、大名行列が川を渡る際に、大名が乗る豪華な蓮台が登場した。
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東海道の箱根越えでは、蓮台と呼ばれる簡易な乗り物で旅人を運ぶ人足がいた。
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博物館には、江戸時代に実際に使われていた蓮台が復元・展示されている。
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