幻辞.com

目に余る

めにあまる
表現動詞-五段-ラ行
1
標準
to be intolerable
文例 · 用例
……その頃北に一人、向うへ廻わして、ちと目に余る、家元随一と云う名取りがあったもんですから、生命がけに気を入れて、舞ったのは道成寺。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
顔面黒く漆して、目の隈、鼻頭、透通る紫陽花に藍を流し、額から頤に掛けて、長さ三尺、口から口へ其の巾五尺、仁王の顔を上に二つ下に三つ合はせたばかり、目に余る大さと成つて、カチ/\と歯の鳴る時、鰐かと思ふ大口を赫と開いて、上頤を嘗める舌が赤い。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
「お察し下さい」 三左衛門はこう言ったばかりで、さすがに愚痴らしいことはなんにも口に出さなかったが、大家の用人として定めて目に余る苦労の重荷があろう。
岡本綺堂 箕輪心中 青空文庫
ことに越前勢は目に余る大軍なり、大将忠直卿は今日を必死の覚悟と見えて、馬上に軍配を捨てて大身の槍をしごきながら、家臣の止むるをきかず、先へ先へと馬を進められた。
菊池寛 忠直卿行状記 青空文庫
あはは、河原者ならば男の良いのがとりえでござりましょうが、み仏に仕える者ではな、かえってじゃまでござりましょうよ」「と申しますると、何か浮いたうわさでも――」「うわさどころか、兄弟子ながらこの蓮信も、あれではちと目に余るくらいでござります。
開運女人地蔵 右門捕物帖 青空文庫
若い二人の恋が愈※人目に余るようになったのはこの頃であった。
田山花袋 蒲団 青空文庫
今は昔し薔薇の乱に目に余る多くの人を幽閉したのはこの塔である。
夏目漱石 倫敦塔 青空文庫
下から仰ぐと目に余る黄金の雲が、穏かな日光を浴びて、ところどころ鼈甲のように輝くからまぼしいくらい見事である。
夏目漱石 趣味の遺伝 青空文庫
作例 · 標準
子供たちのいたずらは、親が注意しても聞かず、目に余るものがあった。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
彼女の贅沢三昧な暮らしぶりは目に余り、周囲の人々を呆れさせていた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
最近の彼の勤務態度は目に余るものがあり、上司から厳重注意を受けた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
2
標準
to be too many to see all at once
作例 · 標準
図書館に並べられた膨大な蔵書は、あまりに多くて目に余るほどだった。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
満開の桜並木は、美しすぎて目に余るほどの絶景だった。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
美術展に展示された作品の数は目に余り、一日ではとても見きれない。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
目に余る(めにあまる) — 幻辞.com