渡航者
とこうしゃ
名詞
標準
passenger
文例 · 用例
内地の渡航者はただ花にびっくりして人生の楽園ここにありと思うらしい。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
それで、二名の渡航者は、さま/″\考案したあげくが、耶蘇教と衝突のない科學的研究の應用が甘く行つたことを非常な條件にしたさうである。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
一人、相応の資産ある家に生れて、東京麻布の中学を卒業した青年も、矢張其渡航者の群に交つたことなぞを語り聞せた。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
ブラジル渡航者の大先達であった藤波金三郎は、コーヒーの栽培が成功して一とかどの産を成した外に、南米の植物研究に一境地を開いて、「あちらでは君、僕は植物学者として知られて居るのだよ」などと言った自慢話も出るのでした。
— 白髪の恋 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
というのは、船内規則では禁止されているにもかかわらず、いつでもあちこちで渡航者としての不安から小さな蝋燭をつけていて、移民案内社のわかりにくい案内をなんとか呑みこもうとしているのだった。
— DER HEIZER 『火夫』 青空文庫
「コレ等ノ信神渡航者ハ一人モ往復ノ旅券ヲ求ムルモノナシ、彼等ハ他ノ旅客ノ如ク往ケバ必ズ帰リ来ルモノト予定スルコトヲセザルナリ、到リ着クトコロヲ以テ、ソノ骨ヲ埋ムルトコロト為ス。
— 京の夢おう坂の夢の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
サレバ、彼ニ従フトコロノモノモ、屈強ナル壮年男子ニ限リタレドモ、コノ信神渡航者ノ一行ニハ、オヨソ信仰ヲ共ニスル限リ、老幼男女ノアラユルモノヲ抱容スルコトヲ許サレタリ。
— 京の夢おう坂の夢の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
即チ、コノ信神渡航者一行百二名ノウチニハ、僧侶ト名ノルモノ一人モコレ有ラザリキ。
— 京の夢おう坂の夢の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
夏休み期間中、国際線の出発ロビーは多くの渡航者でごった返していた。
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検疫官が一人一人の体温をチェックし、体調不良の渡航者がいないか見張っている。
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ビジネス目的の渡航者向けに、機内でのネット環境を整備する航空会社が増えた。
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