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熱苦しい

あつくるしい
形容詞
1
標準
文例 · 用例
いやに熱苦しい、南風がなお天候の不穏を示し、生赤い夕焼け雲の色もなんとなく物すごい。
伊藤左千夫 水籠 青空文庫
いやに熱苦しい南風が一日吹き通して、あまり心持ちのよい日ではなかったけれど、数日来雨は降る水は増すという、たまらぬ不快な籠居をやってきたのだから、今日はただもうぬれた着物を脱いだような気分であった。
伊藤左千夫 水籠 青空文庫
三平などはあれを飲んでから、真赤になって、熱苦しい息遣いをした。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
その間を通りぬけて、捨吉は勝手の方へ顔を洗いに行こうとすると、長い尖った舌を出しながら体躯全体で熱苦しい呼吸をしているような飼犬のマルの通過ぎるのにも逢った。
島崎藤村 桜の実の熟する時 青空文庫
折れ曲り折れ曲りして草深い中を行く、風は涼しいが藪が繁っているので熱苦しい
吉江喬松 木曾御嶽の両面 青空文庫
折れ曲り/\して草深い中を行く、風は涼しいが籔が繁つてゐるので熱苦しい
吉江喬松 山岳美觀 青空文庫
その度に、半分夢のように人を待ち明した熱苦しい夜は彼から離れて行った。
島崎藤村 新生 青空文庫
そして汗を拭き帽子をとつてその熱苦しい想像邪念を追拂はうと努めた。
地震日記 樹木とその葉 青空文庫
熱苦しい(あつくるしい) — 幻辞.com