慰労金
いろうきん
名詞
標準
bonus
文例 · 用例
言うまでもなく非常に止められたが遂には、この場合無理もない、強て止めるのは却って気の毒と、三百円の慰労金で放免してくれた。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
其処で三百円という類稀なる慰労金まで支出したのは、升屋の老人などの発起に成ったのである。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
お前はおれを失うのを悲しんでか、それとも、ほかの理由でか、声をあげて泣きながら、おれにくれるべき約束の慰労金を三分の一に値切った。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
手紙には退職慰労金の受け取り方に関する注意が事々しい行書で書いてあるのだった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
小作官などは「この事件を無いことにしてくれれば、岸野さんからお前等に慰労金を出させてもいいんだが、――社会のためにも、その方がいいんだ」と云ったものだ。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
そのうちに、海底牢獄につながれていた囚人までが解放されたうえ、これにもやはりそれ相当の慰労金をさずけられ、甲板へさしてにこにこ顔で現れたのには、皆をさらにおどろかせたり、よろこばしたりなどした。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
この帝室技芸員と申すは、そういう名称を作って、美術御奨励のためにという上の厚い思し召しであるので、年金を給したのはいわば慰労金といったようなもので、多年|我邦の美術界のために尽くした功労をお褒めになった思し召しであろうと推察される。
— 帝室技芸員の事 『幕末維新懐古談』 青空文庫
しかも、浜子の父|平兵衛が、長い間支配人として、どんなに店を富ませたか知れないので、莫大もない慰労金が分けられることになったまま、父親が死に、主家の主人が二代つづいて死んだので、そのままになっていたのも、取らずじまいになってしまった。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
作例 · 標準
今年の功績を称え、会社から従業員へ慰労金が支給された。
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多大な貢献をしてくれたボランティアスタッフに、感謝の慰労金が渡された。
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年末の慰労金として、予想よりも多くの額が振り込まれていた。
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契約更新への慰労金として、追加の金銭が支払われることになった。
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