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紫檀

したん
名詞
1
標準
rosewood
文例 · 用例
窮屈さうに、紫檀の卓に頬肘を突いて、今まで其処に自分のゐた庭に、障子の中硝子を透して集中しない視線を遣つてゐた。
中原中也 医者と赤ン坊 青空文庫
卓上の鮓に目寒し観魚亭「卓」という言葉、また「観魚亭」という言葉によって、それが紫檀か何かで出来た、支那風の角ばった、冷たい感じのする食卓であることを思わせる。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
八|疊の座敷に六|枚屏風たてゝ、お枕もとには桐胴の火鉢にお煎茶の道具、烟草盆は紫檀にて朱羅宇の烟管そのさま可笑しく、枕ぶとんの派手摸樣より枕の總の紅ひも常の好みの大方に顯はれて、蘭奢にむせぶ部やの内、燈籠臺の光かすかなり。
樋口一葉 われから 青空文庫
窓際の紫檀の卓を挾んで腰を降し、お互に疲れ顏でぼんやり煙草をふかしてゐると、女が型通り瓜子と茶を運んでくる。
南部修太郎 麻雀を語る 青空文庫
四|面玲瓏、峯秀で溪幽に、亦と類なき奇石であつたので、雲飛先生涙の出るほど嬉しがり、早速家に持ち歸つて、紫檀の臺を造え之を安置した。
國木田獨歩 石清虚 青空文庫
…… 寝床を辷って、窓下の紫檀の机に、うしろ向きで、紺地に茶の縞お召の袷羽織を、撫肩にぞろりと掛けて、道中の髪を解放し、あすあたりは髪結が来ようという櫛巻が、房りしながら、清らかな耳許に簪の珊瑚が薄色に透通る。
泉鏡花 怨霊借用 青空文庫
が、間もなく彼は再び戻って来て僕をそっと、部屋の隅の紫檀の衝立の蔭に呼び寄せたのです。
渡辺温 象牙の牌 青空文庫
この宿の堆朱の机の前に座って、片手を小長火鉢の紫檀の縁に翳しながら、晩秋から冬に入りかける河面を丸窓から眺めて、私は大かた半日同じ姿勢で為すことなく暮した。
岡本かの子 河明り 青空文庫
作例 · 標準
「このテーブルは、美しい木目を持つ紫檀で作られており、重厚感がある。」
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紫檀の仏壇は、その独特の色合いと耐久性から、昔から高級品として珍重されてきた。」
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「アンティーク家具の中でも、紫檀の小物入れは特に人気が高い。」
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