当路
とうろ
名詞
標準
the authorities
文例 · 用例
しかも江戸の血を享けた人は、これに依て江戸を安全ならしめようと苦心した徳川幕府の当路者と、彼ら自身の祖先とに対して、努力の労を感謝せねばなるまい。
— 岡本綺堂 『一日一筆』 青空文庫
少年の時から非常に源氏に愛されていて、源氏の推薦で官につくこともできた恩もあるのであるが、源氏の免職されたころ、当路者ににらまれることを恐れて常陸へ行ってしまったことで、少しおもしろくなく源氏は思っていたが、だれにもそのことは言わなかった。
— 関屋 『源氏物語』 青空文庫
また甚だしきは当路に媚びたり、浅薄なる外来宣教師に佞したり、予を悪口|嘲弄する奴もある。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
『抱朴子』内篇四に、山中|寅日、自ら虞吏と称するは虎、当路者と称するは狼、卯日丈人と称するは兎、西王母と称するは鹿、子の日社君と称するは鼠、神人と称するは蝙蝠など多く例を挙げ、いずれもその物の名を知った人を害し能わずとある。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
なに、博士ぐらゐなら何時でもなれます、拙者は海外を実地踏査して行政上の意見を当路者に呈出しやうと思つたですが、嬢様のお思召なら明日にも官を辞して博士論文を書きませうと。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
多年の因習、一朝に一洗することは不可能であるとしても、新興国の当路者がここに意を致すことなくんば、富国はともあれ、強兵の実は遂に挙がるまいと思われる。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
当時、政府の当路の人たちは夙に海外の文明を視察して来ておって、博覧会などの智識も充分研究して来られたものであったが、それらは当局者のほんの少数の人たちだけで、一般人民の智識は、そういうことは一切知らない。
— 初めて博覧会の開かれた当時のことなど 『幕末維新懐古談』 青空文庫
」 クルベーという独逸の貴族は、新しい軍器などを取扱って盛大にやっていたものらしいが、支那の当路へ軍器を売り込もうとして、財産のほとんど全部を品物の購入や運動費に投じて、すっかりお膳立てが出来たところで、政府筋と支那との直接契約が成立してしまった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
作例 · 標準
彼の意見は、当路の意向に反するものだった。
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当路筋の情報によると、新しい政策がまもなく発表されるらしい。
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市民は当路に対して、現状の改善を強く求めている。
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