郭
かく
名詞
標準
文例 · 用例
かく/\と語れば、「そは承けがたき事」と打かたぶき打かたぶきするほどに、又も一声二声うちしきれば、「あれが声を郭公とや。
— 樋口一葉 『すゞろごと』 青空文庫
そこで為政者は、人民の退屈感をまぎらすために、絶えず新しい事業を起し、内閣を更迭し、文化をひろめ、或いは種々のスポーツを奨励し、娯楽場や遊郭や公共浴場を設計する。
— 萩原朔太郎 『病床生活からの一発見』 青空文庫
それから辛夷の花が咲き、郭公が訪れ、木の芽が木の種類によつて花よりも美しい鮮明な色に染まり、雲雀が謠ひ出し、あらん限りの春の花が一時に競ひ咲くまでには一ヶ月を要しないだらう。
— 有島武郎 『春』 青空文庫
實驗室――彼れの庵室とも、城郭とも、宮殿とも昨日まで思つて、この六年間|立籠つてゐた實驗室を彼れはいま/\しげに見まはした。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
然しそれは事件の極輪郭だけからヒントを得たので、性格などは全然私が創作したものです。
— "Not till the sun excludes you, do I exclude you; 『●「或る女」巻頭のホイットマンの詩』 青空文庫
三 船を一郭として、人間と機械とが完全に協力して、自然と戦っている時に、船員たちは、自分たちが、船のりであることを、この時以上に癪にさわり、心細くなり、哀れに気の滅入ることはなかった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
そして、彼も、それほど妻を愛してはいないことを、誇示するつもりで寄港地ごとに遊郭に行った。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
そして、彼のこの特徴は、彼が遊郭に行く時に、最もよく発揮された。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
郭(くるわ、かく) 曲輪。日本の城の城郭内の小区画。本丸・二の丸の類。 輪中の別称。 城郭都市の外壁。城郭。 五稜郭など 遊廓(遊郭)。 虢 - 春秋時代の国家。 郭 (姓) - 中華圏・朝鮮・ベトナムなどに見られる漢姓のひとつ。
関連項目
出典: 郭 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0