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絶対権

ぜったいけん
名詞
1
標準
文例 · 用例
このような言をするのは今の科学を軽んじ若しくは疑う意味ではない、ただ科学は範囲内の話であってその絶対権の有るものでないというに止まる。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
生の絶対権を主張せねばならぬ筈だ。
有島武郎 運命と人 青空文庫
その声に、今までの会話の調子と違って、意外にも若干の憤激の調子が感じられ、ああ、私の今の言葉は島民の前には絶対権威をもつ警官への多少の侮辱に当るのかも知れぬと気が付いた。
――ミクロネシヤ巡島記抄―― 環礁 青空文庫
歴史家は歴史の事実上に於て必ずしも絶対権威ではない。
直木三十五 大衆文芸作法 青空文庫
そしてこの資格をもって、その臣下の上に絶対権を握っていた。
大杉栄 奴隷根性論 青空文庫
自由市民が労役奴隷に対して、どたん場で発揮し得る絶対権力があった。
――歴史・伝記について―― なぜ、それはそうであったか 青空文庫
これらの姉たちは、尊王攘夷というスローガンの実体が、王政復古といいながら実は天皇を絶対権力者とする半封建的資本主義社会体制への移行であることを知っていなかった。
宮本百合子 婦人作家 青空文庫
六月には共産党の指導者として獄中にあった佐野、鍋山が侵略戦争とその命令者である天皇の絶対権を支持する声明を発表した。
宮本百合子 婦人作家 青空文庫