踏み外す
ふみはずす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to miss one's footing
文例 · 用例
しかれども実際は科学者が科学の領域を踏み外す危険を防止するためには、時にこれらの反省的考察が却って必要なるべし。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
而も、そこへ列車が通りかゝると、綿を踏んだように線路はドカンと落ちこみ、必然脚を踏み外すのであった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
そういう歩行中でも彼の思索に探り入る習慣は立派な鍛錬となって、決してわきの刺戟によって思索の軌道を踏み外すようなことはなかった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
その柵と池の間の小径を行くのだが、二人並んで歩けぬくらい狭く、生い茂った雑草が夜露に濡れ、泥濘もあるので、草履はすぐべとべとになり、うっかり踏み外すと池の中へすべり落ちてしまう。
— 織田作之助 『道』 青空文庫
それでも其時は出征したいのが山々で衞戍病院長と喧嘩した位であつたし其家に居たのも其後久しくなかつたから到頭踏み外す心配もなくて濟んだ。
— 長塚節 『開業醫』 青空文庫
しかしながら仁に違わないように、仁に外れないようにと心掛けて習熟して行くうちに、何時しか踏み外すことも少なくなり、昔であれば仁に外れるような場合にも、幸いに踏み堪えて仁に外れることも無く、自ら省みて悦ばしさを覚えるようなもので、道に進むことも徳を高めることも実際の事である。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
余りに主観的に過ぎるがために、また余りに周囲を見廻す余裕がないために、何うかすると足を踏み外す。
— 田山録弥 『自然』 青空文庫
苦悶のあまり何時滝が、中心を踏み外すやうな急激な動作をしないとも限らない。
— 牧野信一 『西瓜喰ふ人』 青空文庫
作例 · 標準
登山の帰り道、疲労から木の根につまずいて足を踏み外し、斜面を数メートル滑り落ちた。
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電車から降りる際、ホームと車両の隙間に足を踏み外しそうになり、ヒヤッとした。
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脚立の最上段でバランスを崩して足を踏み外し、危うく床に落下するところだった。
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標準
to be off the right track
作例 · 標準
若い頃に少しでも道を踏み外していたら、今の平穏な生活はなかっただろうと痛感している。
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ギャンブルにのめり込んで借金を重ね、彼は完全に人生の軌道を踏み外してしまった。
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一度の過ちで人の道を踏み外した彼だが、今は更生して真面目に働いている。
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