まかり出る
まかりでる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to leave
文例 · 用例
二十四日の晩であった、母から手紙が来て、明二十五日の午後まかり出るから金五円至急に調達せよと申込んで来た時、自分は思わず吐息をついて長火鉢の前に坐ったまま拱手をして首を垂れた。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
十組のお仕置きが全部すんでから、また改めて皆にお呼び出しがあり、一同|不機嫌のふくれつらでお白州にまかり出ると、板倉殿はにこにこ笑い、「いや、このたびは御苦労であった。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
あるとき経広が御前にまかり出ると、主上はとりわけ上機嫌で、御自分で秘蔵の井戸を取り出されてお茶を賜ったりなどした。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
いわゆる巻き羽織衆と称して、およそ八丁堀にお組屋敷を賜わっているほどの町方同心ならば、いずれも羽織のすそを巻いて帯にはさんでいるのが当時の風習でしたから、それだけでもひと目見たらわかりそうなのに、とち狂ったのがもみ手をしながらまかり出ると、いらざることをべらべらと始めました。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
両人ともこれへまかり出るように、間瀬にそう申せ」 とこの時はずれの夜中、御寝所でお眼通りをおおせつける――よほどの大事件に相違ないと、近侍は眼をまるくしてさがってゆく。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
出来上がるとお届けにまかり出る。
— 相馬愛蔵 『私の小売商道』 青空文庫
様々の工程を経て、足袋の頭をした福助が買い手の前にまかり出るまでの道ゆきが、のんびり漫画でかかれている。
— 宮本百合子 『二つの庭』 青空文庫
その者が御前にまかり出ると、早くもその心騒ぎのために顔の色青ざめ、わなわなと震えているのを御覧になりながら、こう仰せられた。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
作例 · 標準
忙しいので、これで失礼させていただきます。まかり出ます。
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彼は、静かに部屋からまかり出た。
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「もう遅いので、そろそろまかり出ます。」
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標準
to appear before
作例 · 標準
王の前に、罪人がまかり出た。
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彼女は、裁判官の前にまかり出て、真実を語った。
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栄誉ある賞を受けるため、彼は壇上へまかり出た。
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