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円タク

えんタク
名詞
1
標準
one-yen taxi (in the Taisho and Showa periods)
文例 · 用例
それから二※月くらゐして、やつぱりその同人の集りのあとで、谷君他三人ばかりが、円タクの中からオイデオイデをするから行つてみると、これから牧野さんを誘ひ出しに行くから乗れといふのである。
中原中也 思ひ出す牧野信一 青空文庫
やがてケシの花だつたかを買つて円タクに帰つて来ると、その男は花を一本づつ我々に配つた。
中原中也 思ひ出す牧野信一 青空文庫
この頃のように暮しに心配がなくなりほんの気晴らしに外へ出るにしても、映画を見て、酒場へ寄って、微酔を帯びて、円タクに乗って帰るぐらいのことで充分すむ。
岡本かの子 老妓抄 青空文庫
円タクに乗ったり、歩いたりして、一行は荒川放水路の水に近い初夏の景色を見て廻った。
岡本かの子 老妓抄 青空文庫
」○お金があると、ついお友達と円タクに乗ってしまって。
岡本かの子 現代若き女性気質集 青空文庫
しかしとにかく一度ゴルフ場へお伴をして見学だけさせてもらおうということになって、今年の六月末のある水曜日の午前に二人で駒込から円タクを拾って赤羽のリンクへ出かけた。
寺田寅彦 ゴルフ随行記 青空文庫
赤羽のリンク半日の清遊の帰り途に、円タクに揺られているうちにこんな空想が白日の夢のように頭の中をかすめて通ったのであった。
寺田寅彦 ゴルフ随行記 青空文庫
円タクで白山坂上にさしかかると、六十恰好の巌丈な仕事師上がりらしい爺さんが、浴衣がけで車の前を蹣跚として歩いて行く。
寺田寅彦 KからQまで 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4