口癖
くちぐせ
名詞頻度ランク #19194 · 青空 645 例
標準
pet saying
文例 · 用例
「分らないものだ……」 近頃彼は口癖のやうに、長いこと坐つてゐて立ち上る時など、何時もさう口ずさむのだ。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
兄がいつも口癖のやうにさう言ふので、つい、おれも、うつかり、あんな事を口走つてしまつたんだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
「どうも日本人はだめだ」と口癖のように言っていた、その言葉の裏にもやはり酌んでも尽きない憂国の至誠が溢れていたのである。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
腕には職あり、身は健かなるに、いつまでかくてはあらぬ物を』と口癖に仰せらるゝは、何所やら我が心の顔に出でゝ、卑しむ色の見えけるにや。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
そこで君の理想は、昔から君が口癖のやうに言ふ所の、所謂「教養ある人物」なのだ。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
「ふん、それでまた貯金でもしたいつていふ例の口癖だらう?
— 南部修太郎 『畫家とセリセリス』 青空文庫
」「待ちませんはあなたの口癖ですよ。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
北隣りには大工の若い夫婦が住んでいるが、その女房も隣りの猫にはあぐね果てて、どこかへ引っ越したいと口癖のように云っていた。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
標準
manner of talking