拝者
はいしゃ
名詞
標準
文例 · 用例
講中でこそないが、私も富士崇拝者の一人として、黙礼をして、浅間本社へと足を運んだ。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
と、踴躍する自然崇拝者の、憧憬を持ち得られるであろう、それからそれへと、自然に対する愛慕と驚異の情を、有し得るようになるであろう。
— 小島烏水 『上高地風景保護論』 青空文庫
現在ではただ与えられたいわゆるスターの生地とマンネリズムとを前提として脚色はあとから生まれるから、スター崇拝者は喜ぶであろうが、できたものは千編一律である。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
参拝者の来るのが始めのうちは引切りなしに続いてくるが三十分もたつと一時まばらになりやがてちょっと途切れる。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(2)』 青空文庫
自分もこれから周さんに負けずに先生の崇拝者になろう、先生の講義の時には、必ず最前列の席に陣取ってノオトをとろう、周さんはきょう学校に出ているかしら。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
同じ自然の崇拝者である、彼は画によって、自分は詩に導かれて。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
ところが、終戦直前のある日、鉱三崇拝者の山谷某が大阪から山荘を訪れて来て、同行の木文字章三という青年実業家を紹介した。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
考えてみると自分も結局は一種の偶像崇拝者かもしれない。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫