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相成る

あいなる
動詞-五段-ラ行
1
標準
to become (formal)
文例 · 用例
せめては狩衣か、相成るべくは、緋縅の鎧……と気がつくと、暑中伺ひに到来の染浴衣に、羽織も着ず、貝の口も横つちよに駕籠すれして、もの欲しさうに白足袋を穿いた奴が、道中つかひ古しの蟹目のゆるんだ扇子では峠下の木戸へ踞んで、秋田口の観光客を――入らはい、と口上を言ひさうで、照覧あれは事をかしい。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
それが又、何として博奕を打った証拠に相成るのじゃ」「ヘエ。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
其時、就中御歳寄の君つと褥を進め給ひ、「御用の趣餘の儀にあらず、其方達も豫て存ずる如く豆州御勝手許不如意につき、此度御改革相成る奉行の儀、我等相談の上にて、杢汝に申付くるぞ、辭退はかまへて無用なり」と嚴に申渡さるれば、並居る老職、諸役人、耳を欹て眼を※れり。
泉鏡太郎 十萬石 青空文庫
それにこの会は何も汝等に施行をするんじゃない、収入額は育児院へ寄附に相成るのだ。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
われら附添って眷属ども一同守護をいたすに、元来、人足の絶えた空屋を求めて便った処を、唯今眠りおる少年の、身にも命にも替うる願あって、身命を賭物にして、推して草叢に足痕を留めた以来、とかく人出入騒々しく、かたがた妨げに相成るから、われら承って片端から追払うが、弱ったのはこの少年じゃ。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
先日おいでの折、男子の面目は在武術と説き、諸卿の素直なる御賛同を得たるも、教訓する者みずから率先して実行せざれば、あたら卓説も瓦礫に等しく意味無きものと相成るべく、老生もとより愚昧と雖も教えて責を負わざる無反省の教師にては無之、昨夕、老骨奮起一番して弓の道場を訪れ申候。
太宰治 花吹雪 青空文庫
秀吉の前に景綱も引見された時、吉隆が、会津の城御引渡しに相成るには幾日を以てせらるる御積りか、と問うたら、小十郎は、ただ留守居の居るばかりでござる、何時にても差支はござらぬ、と云ったというが、好い挨拶だ。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
御無礼、御叱りには測り兼ねまするが、今後御熟懇、永く御為に相成るべき者と御見知り願い度、猶不日了休禅坊同道相伺い、御礼に罷出ます、重々御恩に被ますることでござりまする。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
作例 · 標準
例句
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