陽地
ようち
名詞
標準
文例 · 用例
「これは陽地の人が来たので、その陽気に触れて、王は俄かに発病されたのでござります。
— 稽神録 『中国怪奇小説集』 青空文庫
そのなかで山陽地方の士人ふたりも帰郷の途中、淮揚を通過して北門外に宿ろうとすると、宿の主人が丁寧に答えた。
— 異聞総録・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
雅澄は、この歌の作られた前年十二月十九日が立春となつてゐるから、この年は気候も早く、二月初旬にはもう陽地に馬酔木は咲いてゐたと論じ、あしび説を支持した。
— 土田杏村 『あしびの花』 青空文庫
かくして十時半、太陽地平線下に入る。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
当夜は十二時に至るも太陽地下に入らず、まさしく北天にかかり、徐々として東方に移る。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
キキョウは山野の向陽地に生じている宿根草であるが、その花がみごとであるから、観賞花草として能く人家に栽えられてある。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
このオキナグサは山野の向陽地に生じ、春早く開花するので、子女などに親しまれ、その花を採って遊ぶのである。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
ススキは山野の陽地に生じ往々山一面を覆うて茂り、また野一面に群を成して生えていてほとんどススキを見ない地は無い程である。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫