裸石
らせき
名詞
標準
loose stone
文例 · 用例
たけをは炉の自在にかかっている鍋からゆっくり三膳目をよそいながら、裸石じきの流し場へ裸足で立って、しきりに唾をはいているまま母にきいた。
— 宮本百合子 『だるまや百貨店』 青空文庫
裸石鹸を顔へ塗りつけられた事はあまりない。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
「石鹸なんぞを、つけて、剃るなあ、腕が生なんだが、旦那のは、髭が髭だから仕方があるめえ」と云いながら親方は裸石鹸を、裸のまま棚の上へ放り出すと、石鹸は親方の命令に背いて地面の上へ転がり落ちた。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
明かりは1つの壊れた窓だけからとり壁は基礎の裸石であって、そこから湿気が絶えずしみ出ている小さく湿った地下室に、年4回65ドルが前払で請求され払わせられている。
— Civilization And Disease (1943) 『文明と病気』 青空文庫
雑木帯の丘の窪を出ると、裸石の層が崖をなしてつづいている。
— 鳴門の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
君にだつて君の領分があるぢやあないか……」 と、私も笑ひ返しながらせき立てました。
— 南部修太郎 『S中尉の話』 青空文庫
ことに文句に絶えず頭を使いながらせき込んで印字機の鍵盤をあさる時、ひき慣れないむつかしい楽曲をものにしようとして努力する時、そういう時には病的に過敏になった私の胃はすぐになんらかの形式で不平を申し出した。
— 寺田寅彦 『芝刈り』 青空文庫
初めわれ不測の禍のために母上を喪ひまゐらせき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
宝石店で指輪にする前の裸石を見せてもらい、自分の好きなデザインの枠を選んだ。
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「このダイヤモンドの裸石、カットが美しくて輝きが全然違うね」
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彼女は趣味でルースを収集しており、専用のケースには色とりどりの裸石が並んでいる。
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