釈名
しゃくみょう
名詞
標準
文例 · 用例
道は『釈名』に、「一達これを道という」とある。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
「貫心院釈名剣信士――」 という字が見えるのです。
— やまがら美人影絵 『右門捕物帖』 青空文庫
院号、信士はとにかくとして、釈名剣と、剣の一字の交じっているのは、あきらかに町人ではない。
— やまがら美人影絵 『右門捕物帖』 青空文庫
しかし舟は曳舟には限らぬので、『和名鈔』には釈名の「艇小而深者曰の字をたかせに当ててある。
— 森鴎外 『高瀬舟縁起』 青空文庫
『和名抄』に、縛壁 釈名云、縛壁以席 縛著於壁也、漢語抄云、防壁多都古毛とある。
— 喜田貞吉 『春雪の出羽路の三日』 青空文庫
「縛壁」に対する『釈名』の解は、この用途におけるタツコモの有様をよく説明している。
— 喜田貞吉 『春雪の出羽路の三日』 青空文庫
しかもそれを『和名抄』に屏障具の中に収め、帳・屏風・簾などとともに列してあるのは、後にその品の用途を異にしても、なお旧時の称呼を保存したもので、前引『釈名』や『漢語抄』の解釈は、これを屏障具というよりは、むしろ墻壁具の部に収むべき用途に対する説明であると解せられるのである。
— 喜田貞吉 『春雪の出羽路の三日』 青空文庫
貝原益軒の『日本釈名』には「藜、あかは赤なり、さはなと通ず赤菜なり」と書いてあるのも怪しい。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫