しけ込む
しけこむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞
標準
to slip into (a place) for the purposes of having sex (e.g. a lover's house, hotel, red light district)
文例 · 用例
抱えの大半が東京産まれだったが、そのころは世界戦後の好況がまだ後を引き、四時が鳴ると芸者は全部出払い、入れば入ったきり一つ座敷で後口もなく、十二時にもなると揃って引き揚げ、月に一度もあるかなしの泊りは、町はずれの遊廓へしけ込む時に限るのだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
貸本屋へしけ込むのは、道士|逸人、どれも膏切った髑髏と、竹如意なんだよ――「ちとお慰みにごらん遊ばせ。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
玄關から奧の息子達の部屋まで長い廊下を「テラ、テツテツテ、トラ、トツトツト」とか「タラ、タタタタ」とか口で拍子を取り、尻を振つて一種の手つきをして踊りながら部屋にしけ込む。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
養蚕時の忙しい時期を、父親は村境の峠を越えて、四里先の町の色里へしけ込むと、きッと迎えの出るまで帰って来なかった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
この大雪に駕籠を走らせ、水神あたりへしけ込むとは、若くなければ出来ない道楽だ」「お互い年を取りましたな。
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
女太夫がお客さんと一緒に、どこかへしけ込むというようなことは、ざらにあることでござりますからな。
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
「おれはこれから松ヶ枝てえ腰元としけ込むんだ、いいからいきねえ」 紋太夫は噛み付きそうな眼をしたが、ようやく自制してそこを去った。
— 山本周五郎 『若殿女難記』 青空文庫
そこで寂念モーローの先生が一秒でも長く徳利のそばに坐つてゐたい思想であるのに、この先生は無理無体に寂念モーローの先生をオデンヤから引ずりだして、巴里風の酒場へしけこむ習ひであつた。
— 坂口安吾 『風人録』 青空文庫
作例 · 標準
合コンの帰り際、いい雰囲気になった二人は人目を忍ぶようにして夜の街へとしけ込んでいった。
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「あいつら、飲み会の途中でいなくなったと思ったら、やっぱりどこかのホテルにしけ込んでたんだな」
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周りの冷やかしをよそに、二人は熱い抱擁を交わしながら、薄暗い路地裏のバーへとしけ込んだ。
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標準
to shut oneself away at home (due to lack of money)
作例 · 標準
「給料日前でお金が一円もないから、今週末はどこへも行かずに家でしけ込むことにするよ」
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連休だというのに彼はアパートの一室にしけ込んで、誰とも会わずに古い映画ばかりを見て過ごした。
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「そんなに不景気な顔をして部屋にしけ込んでいないで、たまには外で美味しいものでも食べようよ」
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