御親父
ごしんぷ
名詞
標準
文例 · 用例
つい始終|忙しいもんだから、聞きもしないが、御親父は御壮健かね』 人も人、言も言。
— 清水紫琴 『誰が罪』 青空文庫
なほ初郎君亡き後ではありますが、小生一身上の問題につき、御親父たる貴下の御配慮を煩はしたき儀もあり……≪なんぢや、これは……≫、此度、休暇上陸の機を得ましたのを幸ひ、至急御面接お許し下さるやう願ひあげます。
— 岸田國士 『沢氏の二人娘』 青空文庫
御親父たる貴下の御配慮とは、どういふ筋合のもんかな。
— 岸田國士 『沢氏の二人娘』 青空文庫
」「關宿で、父が同役であつたよ」「御親父樣は?
— 晒し場は招く 『錢形平次捕物控』 青空文庫
柳営お扱いも丁重だ」 襖を開けた商人客「なんだつまらない、それがどうしたえ」「聞けば貴公のご親父は、宗家当主の兄君だそうだが?
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
わたしはただ服職中に死んだ官吏の未亡人に支給される、一時金のことをそれとなしにお話ししたまでです――それもひきがあればという話なんですよ――ところが、たしかあなたのご親父は、年限を勤め上げていらっしゃらないばかりか、最近ではまるで勤めにも出ておられなかったようでしたね。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
私まだわからないんですが――クログスタット ご親父は九月の二十九日にお亡くなりになつたでせう?
— ET DUKKEHJEM 『人形の家』 青空文庫
(ノラなほ默つてゐる)その上注目すべきことは、十月二日といふ文句とその上の年號とがどうもご親父の手でないやうに見えます。
— ET DUKKEHJEM 『人形の家』 青空文庫