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足食

そくしょく
名詞
1
標準
文例 · 用例
熟と視て、「まあ……」 離すと、可いことに、あたり近所の、我朝の※樣を仰向に抱込んで、引くりかへりさうで危いから、不氣味らしくも手からは落さず……「島か、光か、拂を掛けて――お待ちよ、否、然う/\……矢張これは、此の話の中で、鰐に片足食切られたと云ふ土人か。
泉鏡太郎 印度更紗 青空文庫
* Hollander, The Abolition of Poverty, 1914. p. 1. 昔|孔子は「足食、足兵、使民信之矣〈食を足し、兵を足し、民をして之を信ぜしむ〉」と言われたが、考えてみるとまことに食を足すということは政治の第一要件である。
河上肇 貧乏物語 青空文庫
すなわち子貢が政を問いし時、孔子はこれに答えて「足食、足兵、使民信之矣。
河上肇 貧乏物語 青空文庫
唯だ足食救生を喚ぶのみである。
狩野亨吉 安藤昌益 青空文庫
茲に於て與ふるものと求むるものとの別なく、平心坦懷、己れを省み人を察し、皆この足食を以て第一義と成さねばならないことに想達することあらば、安藤の尚耕説はたしかに爭ふべからざる威力と、辭むべからざる恩意とを以て、誠意誠心に考按せられたるものであることを認めざるを得ない。
狩野亨吉 安藤昌益 青空文庫
先づ儒教を觀ると、その祖師たる孔子は、弟子の子貢に治國の要件を尋ねられた時、足食、足兵、民信之の三箇條を擧げて居る。
桑原隲蔵 支那人の文弱と保守 青空文庫
けれども村の若者は、四ツ足食いの無法者の娘を恐しがって、手をだす者もいない。
兆青流開祖 落語・教祖列伝 青空文庫
」○ 原文の「足食」を私は主として国庫の充実という意に解した。
下村湖人 現代訳論語 青空文庫