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貢米

こうまい
名詞
1
標準
文例 · 用例
多少變つたところがあつたとすれば、昔から、大正の末から近年まで絶え間なかつた地主と小作の間のもめ事の起るずつと以前から、わしは温情主義で、わしところの貢米はほかに較べて少し安かつたといふぐらゐのもんだ。
島木健作 生活の探求 青空文庫
貢米の納入時期、およそ一ヶ月間は、地主はずつと家にゐて、ふだんはどこか餘所にゐるものも歸つて來て、親しく小作人に面接するのが常である。
島木健作 生活の探求 青空文庫
義雄の計畫とは、先づ蘭貢米の輸入である。
發展 泡鳴五部作 青空文庫
渠は、その人とは、曾て西貢米輸入――失敗であつたが――を計畫した時にもあひ棒であつた。
斷橋 泡鳴五部作 青空文庫
新蔵は家の小作人で、毎|年冬になると年貢米を二十俵づゝ持つてくる。
夏目金之助 三四郎 青空文庫
甚作 御年貢米の代りに、人間の乾干しを収めるとええぞ。
菊池寛 義民甚兵衛 青空文庫
今度諸人助けのために、御年貢米御免の嘆願の一揆を起した者じゃ。
菊池寛 義民甚兵衛 青空文庫
それでな、年貢米は、嘆願によって免除する代りに、一揆の発頭人は、一昨日御坊川で磔にした。
菊池寛 義民甚兵衛 青空文庫