屋根板
やねいた
名詞
標準
shingle
文例 · 用例
端艇|涯をはなるれば水棹のしずく屋根板にはら/\と音する。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
屋根板を削るのや、頼まれて日雇に行くのが、その家の業だつた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
薄い光線が屋根板の合目から洩れて、幽かに樟に映ったが、巨大なるこの材木は唯単に三尺角のみのものではなかった。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
薄い光線が屋根板の合目から洩れて、幽かに樟に映つたが、巨大なるこの材木は唯單に三尺角のみのものではなかつた。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
屋根をはがれたトタン板と、屋根板が、がたん、ばり/\と、競を追つたり、入りみだれたり、ぐる/\と、踊り燥ぐと、石瓦こそ飛ばないが、狼藉とした罐詰のあき殼が、カラカランと、水鷄が鐵棒をひくやうに、雨戸もたゝけば、溝端を突駛る。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
寢苦い思ひの息つぎに朝戸を出ると、あの通り暴れまはつたトタン板も屋根板も、大地に、ひしとなつてへたばつて、魍魎を跳らした、ブリキ罐、瀬戸のかけらも影を散らした。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
が、教えられていたから、妻に対って、オイ、二三枚でよいが杉の赤身の屋根板は無いか、と尋ねた。
— 幸田露伴 『野道』 青空文庫
水の出盛った二時半頃、裏|向の二階の肱掛窓を開けて、立ちもやらず、坐りもあえず、あの峰へ、と山に向って、膝を宙に水を見ると、肱の下なる、廂屋根の屋根板は、鱗のように戦いて、――北国の習慣に、圧にのせた石の数々はわずかに水を出た磧であった。
— 泉鏡花 『絵本の春』 青空文庫
作例 · 標準
古くなった屋根板を取り替え、雨漏りを修理した。
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木製の屋根板は、見た目も美しく耐久性も高い。
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職人が一枚一枚丁寧に屋根板を葺いていく。
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