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迂路

うろ
名詞頻度ランク #39456 · 青空 74
1
標準
detour
文例 · 用例
その日が来ると羽織袴の、揃つて粗雑な顔をした運動員達が道場の内や外を迂路ついてゐるのが見られた。
中原中也 校長 青空文庫
町外れから、曲り拗ねった路や、立木の暗い下を迂路ついて、与平治茶屋まで来た。
小島烏水 雪中富士登山記 青空文庫
これに反して今時の大多数の絵は、最初には自分の本当の感じから出発するとしても、甚だしいソフィスチケーションの迂路を経由して偶然の導くままに思わぬ効果に巡り会うことを目的にして盲捜りに不毛の曠野を彷徨しているような気がする。
寺田寅彦 二科展院展急行瞥見記 青空文庫
その癖わざとしたと云つても好いやうな不注意から、余計な迂路をしたり、好く知つてゐる町で、ちよいと道に迷つたりして、自分の小部屋に帰つた時は、もう夜に入つてゐた。
DIE FLUCHT 駆落 青空文庫
この際もし車掌がある一つの主義を偏執してたとえば大通りばかりを選ぶとするとそれを徹底させるためには時にはたいへんな迂路を取らねばならぬような事があるだろう。
寺田寅彦 物理学と感覚 青空文庫
磯は少時く此店の前を迂路々々していたが急に店の軒下に積である炭俵の一個をひょいと肩に乗て直ぐ横の田甫道に外て了った。
国木田独歩 竹の木戸 青空文庫
私などは中学を途中で廃して、二松学舎、成立学舎などに通い、それから予科に入ったのであるから、非常に迂路をしたことになる。
夏目漱石 私の経過した学生時代 青空文庫
普通に――町へ往くには学校の崖下になった広い街路を往くのであるが、それではひどく迂路になるので、彼は平生のようにその捷径を選んだのであった。
田中貢太郎 馬の顔 青空文庫
作例 · 標準
例句