束脩
そくしゅう
名詞
標準
entrance fee
文例 · 用例
或日周禎は嗣子周策を連れて渋江氏を訪い、束脩を納めて周策を保の門人とせんことを請うた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
次の一節は頗る長く、大窪天民と喜多可庵との直話を骨子として、逐年物價が騰貴し、儒者畫家などの金を獲ることも容易ならず、束脩謝金の高くなることを言つたものである。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
壽阿彌は天民の話と可庵の話とを書いて、さて束脩の高くなつたことを言つてゐる。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
「近年役者の給金のみならず、儒者の束脩までが高くなり、天民貧道など奚疑塾に居候時分、百|疋持た弟子入が參れば、よい入門と申候物が、此頃は天でも五山でも、二|分の弟子入はそれ程好いとは思はず、流行はあぢな物に御座候。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
北山は寛延三年生で文化九年に六十一歳で歿したから、束脩百疋の時代は、恐らくはまだ二十に滿たぬ天民、壽阿彌が三十幾歳の北山に師事した天明の初年であらう。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
私の所では住込で研究さしていろ/\雑用もさせる代りに少しばかり給料をやるのと、いくらか教授料を取って、通いで研究させるのと二種類あるのです」 竹内写真館主の話によると、その松下と名乗る男は早速|束脩を納めて門下に加わったのだった。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
此國所給衣糧、僅以續命、不足束脩讀書之用。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫
「父親から仕送りが来るんだよ、束脩や月謝なんか宛にするものか」 これが小一郎の心持ちであった。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
作例 · 標準
この剣術道場に入門するには、まず束脩として銀貨5枚が必要だそうだ。
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その秘境にある庭園は、一般公開はされているものの、維持費のために少額の束脩が求められる。
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昔の弟子入りでは、師匠に感謝の印として、初めに束脩として鰹節のようなものを贈っていたらしい。
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標準
gift of dried meat from a new vassal or pupil
作例 · 標準
新しい家臣が、領地への忠誠の証として、新鮮な獣肉の束脩を大名に献上した。
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うちの工房に新しく入った若者は、気合が入っているようで、早速、師匠に立派な束脩を贈ってきたよ。
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古代の交易路では、諸侯が互いに束脩を贈り合い、友好関係を築いていたという記録がある。
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