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末派

まっぱ
名詞
1
標準
sect
文例 · 用例
すくなくとも日本の文壇が、過去に意味してゐる如き小説――自然派末派の流れをくむレアリズムの小説――が、到底本質上に於て詩と兩立できない文藝、詩を殺すに非ずば成立できない俗物主義の文藝であるのを考へ、君のために慄然たる杞憂を感じた。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
どうして所謂小説家――あの自然派末派の俗物共――に、君のさうした心持ちが解るものか。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
先覚者は知らず、末派のポジチビズムに於て、文学をポジチーブの事業とするの余りに、清教徒の誤謬を繰返さんとするに至らんことを恐るゝなり。
北村透谷 内部生命論 青空文庫
私の田舎の家に、末派の模写した雪舟の仏画があるが、厚い脣などには、実に生々しい苦悶の色が見え、長く切れた眼尻など、決して決して澄んだ感じのものではない。
嘉村礒多 故郷に帰りゆくこころ 青空文庫
プルーストやジョイスの模倣者は、殊に超現実主義の末派は、既にこの危険に陥りつつある。
豊島与志雄 文学以前 青空文庫
本尊様の主税介は置物になって、働き手の清河が表に出るのみならず、末派末流が無法なことを働く、その始末も立たなくなりましたから、そこで主税介をやめて、浪士取締りとして、鵜殿民部少輔・中条金之助・山岡鉄太郎・松岡万などというものを任命して、浪士団を統率するように致しました。
三田村鳶魚 話に聞いた近藤勇 青空文庫
しかしデモクラシーの思想の盛んでなかった古代においては、よしや乞食・非人その者が賤しいものでなくても、その末流末派のものに至っては、自然と世間から賤しまれ、いわゆる「下り者」の仲間となるのもやむをえなかった。
喜田貞吉 俗法師考 青空文庫
末流末派の法師のある者が特殊民として賤しまれるに至ったについては、けだしやむをえぬことであった。
喜田貞吉 俗法師考 青空文庫
作例 · 標準
本山から離れた末派の寺院ではあるが、地元の人々からは厚い信仰を集めている。
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教団の分裂により、かつての巨大な組織も今や多くの末派に分かれて活動している。
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彼はある新興宗教の末派に属していたが、教義に疑問を感じて脱退を決意した。
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