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峭抜

峭抜
名詞
1
標準
文例 · 用例
黒平入りの鳥居峠附近から右に望んだ奥仙丈山の主脈は、平な円味のある長い頂界線を描いて、高峭と云うような感じは起らないが、秩父の大洞山附近から遠望した所によると、山勢頗る緊張して流石に雄大峭抜の趣が見える。
木暮理太郎 秩父の奥山 青空文庫
黒平入りの鳥居峠あたりから北方を望み見た時に、金峰山に亜で峭抜して居るのは此山である。
木暮理太郎 秩父の奥山 青空文庫
頂上から肩のあたりへかけて何処にもこれという程の露岩がある訳でもなく、例の如く短い木本や笹が生えているのみなるにも拘らず、山勢頗る峭抜して恐ろしく引緊った感じを与える。
木暮理太郎 利根川水源地の山々 青空文庫
さりながら斯くも此山を峭抜しているものと想像せしむるに至ったことには相当の理由がある。
木暮理太郎 利根川水源地の山々 青空文庫
此処から眺めた奥白根の絶巓は、痛々しく筋骨をむき出してはいるが、山勢頗る峭抜して、坐ろに駒ヶ岳から仰いだ北岳の雄姿を偲ばしめるものがある。
木暮理太郎 秋の鬼怒沼 青空文庫
此推測が誤でないとして、其原因は何であるかというような問題は、容易に解釈さる可きものではないが、傾斜の急峻なること、積雪の多量なること、岩壁の峭抜せること等は、恐らく見逃すことの出来ない重要なるものであろうと思う。
木暮理太郎 黒部峡谷 青空文庫