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真気

しんき
名詞
1
標準
文例 · 用例
で、欲が心に生じると真気は日々に衰えて気はまた純でなくなるのである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
抽斎は『礼』の「清明在躬、志気如神」の句と、『素問』の上古天真論の「恬※虚無、真気従之、精神内守、病安従来」の句とを誦して、修養して心身の康寧を致すことが出来るものと信じていた。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
後の名字は素問上古天真論の「恬憺虚無、真気従之、精神内守、病従安来」より出でてゐる。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
万人に降臨して、平等に臨みたもう日天さえかくのごとし、いわんや魔魅|障礙の物をや、毫髪なりとも便を得て、その物に化して真気を奪わんと窺う時、眼を見るべからずとぞ」。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
はじめアリスは冗談と思ったのだが、良人の手に力が加わって、真気に沈めようとかかっているので、急に狼狽して※き始めた。
牧逸馬 浴槽の花嫁 青空文庫
その大手へ、事もあろうにお命が所望などと、何でその様な――」 長庵が、珍しく真気に反駁して、「おやしきへ参って、この貼札を見、思わず声を揚げたのでございます」 只今参上……と、もう一度読み直した玄蕃、うむ!
新版大岡政談 魔像 青空文庫
が、たとえ真気にかかっても、このからだには歯が立つまい。
林不忘 つづれ烏羽玉 青空文庫
是れ先生の文章の常に真気惻々人を動かす所以であって、而も陽春白雪利する者少き所以である。
幸徳秋水 文士としての兆民先生 青空文庫