愛玩物
あいがんぶつ
名詞
標準
prized or treasured object
文例 · 用例
* * これは、我が国では、埴輪人形の昔より、人間や、人間が愛していた動物などの形をつくって、それが生埋めになることからのがれさせて呉れたのであるが、その後、愛玩物としての人形が発達した。
— 海野十三 『人造物語』 青空文庫
文学が特殊な人々の愛玩物ではなくて、私たちすべての生活人の社会生活のいきさつと、心持とそこからの発展を意味するものであればある程、社会人としての文学上の素人の意見は文学に大きい評価の価値を占めてくるものである。
— 宮本百合子 『ディフォーメイションへの疑問』 青空文庫
その中には、何子・何々子と言ふ風の愛称、日本語にも通常用ゐられ――殊に東北語に多い、あの愛称又は愛玩物を言ふ語尾の ko …… kkoo …… ko …… kko ……に当るものがある。
— 折口信夫 『日琉語族論』 青空文庫
斉正にしたところ、いかに自分の女房にしたとこで、承諾も得ないでその愛玩物を差し上げるとは約束をし兼ねる。
— 佐藤垢石 『『七面鳥』と『忘れ褌』』 青空文庫
令夫人なんて、夫にちやほやされるだけの愛玩物に過ぎないし、心などない。
— The Slave of Silence 『くちなしの花』 青空文庫
作例 · 標準
その古い懐中時計は、彼にとって単なる時間を知る道具ではなく、祖父の思い出が詰まったかけがえのない愛玩物だった。
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彼は週末になると骨董市を巡り、自分の審美眼にかなう新たな愛玩物を探すのを楽しみにしていた。
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権力者は自分の周りに有能な若者を集め、まるでコレクションのように愛玩物として侍らせていた。
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幼い頃、どこへ行くにも一緒だった熊のぬいぐるみは、今でも私の最も大切な愛玩物の一つだ。
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