艦底
かんてい
名詞
標準
文例 · 用例
艦底の海水出入孔は、全開のまま、ドンドンと海水を艦内に呑みこんでいるらしかった。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
潜水艦の機関兵員は、熱気に蒸された真赤な裸身に疲労も識らず、エンジンに全速力をあげさせ、鱶のように敏捷な運動を操りながら、五度六度と、敵の艦底を潜航し、沈着な水雷手に都合のよい射撃の機会を与えたのだった。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
艦底に陣取っている測量班が応えた電話のこえであろう。
— 海野十三 『地球要塞』 青空文庫
「ふーん、命中弾は、たちまち艦内を通り抜けて、艦底から海底へ突入、そこで爆発したのだというのか。
— ――金博士シリーズ・10―― 『不沈軍艦の見本』 青空文庫
「ふーん、三十八弾、いずれも甲板から艦底に通り抜けたか。
— ――金博士シリーズ・10―― 『不沈軍艦の見本』 青空文庫
そしてそのまま走るから、鋼鉄の艦体の外側をぐるっと廻って艦底に出て、そこでゴム底を突き破って、爆弾は水中へどぼんと通り抜ける。
— ――金博士シリーズ・10―― 『不沈軍艦の見本』 青空文庫
「舷側を狙う砲弾や魚雷も、同じことに、ゴム蒲団の中でぐるっと方向をかえて、鋼鉄の艦体の外をぐるっと廻って、艦底から海底へ落ちる。
— ――金博士シリーズ・10―― 『不沈軍艦の見本』 青空文庫
三重の艦底が、いつこわれたのか大穴があき、そこから海水がどんどんはいってきたのである。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫