すれ違いざま
すれちがいざま
表現
標準
while passing each other
文例 · 用例
そこの狭い階段を娘に手を引かれながら上がる時、上の方から降りて来た病気持ちらしい醜い大年増が、すれ違いざまに娘の耳を引っぱって笑った。
— 渡辺温 『アンドロギュノスの裔』 青空文庫
唯すれ違いざまに見たんですが、目鼻立ちのはっきりした、色の白いことと、唇の紅さったらありませんでした。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
さすがに豹一はすれ違いざまにしげしげと見て行くひとびとの眼のなかに、それを読んだ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
そろそろプロヴァイダーと契約して、インターネットを本格的に体験してみようと思いはじめたこの年の夏、同じ共同住宅に住む藤井一寛さんが、すれ違いざまに声をかけてくれました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
だぶだぶのズボン一つで、節くれ立った厚みのある毛胸に一糸もつけない大男は、やおら人中から立ち上がると、ずかずか葉子に突きあたらんばかりにすれ違って、すれ違いざまに葉子の顔を孔のあくほどにらみつけて、聞くにたえない雑言を高々とののしって、自分の群れを笑わした。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
男はすれ違いざまに、「今日は学校に行かぬのかしらん?
— 田山花袋 『少女病』 青空文庫
運転手はやはりこの運転手でしたが、すれ違いざまに見ますと、乗っているのは黒い帽子を冠って藍色の洋服を着たすてきな美人なのです。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
それを見ると、木介が、すれ違いざま、頓狂な叫びをあげた。
— 坂口安吾 『投手殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
彼はすれ違いざまに、私にメモをこっそり手渡した。
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知らない人にすれ違いざまに肩をぶつけられ、嫌な気分になった。
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彼女がすれ違いざまに微笑んでくれたので、一日中幸せだった。
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