庭燎
ていりょう
名詞
標準
文例 · 用例
さうしてこの山人は、同時に薪を立て、庭燎を焚き、倭舞を舞うたことが梅宮に関する江家次第などの記述を中心として考へると訣ります。
— 折口信夫 『神楽(その二)』 青空文庫
これで神楽における庭燎の意味も相当に訣るし、同時に、人長その他の成立も知れるといふものです。
— 折口信夫 『神楽(その二)』 青空文庫
而もこの輪が、登比加介留又は釣招といふ名であつて、「庭燎諸歌の時、人長のとびかけるときこれを投げ掛く」とあるのは、誰に投げ掛けるのか訣りませんが、「人長輪を冠にかけて之を引き止む」とありますから、人にかけることは確かです。
— 折口信夫 『神楽(その二)』 青空文庫
恐らく此山は、花祭りに於ては、また複合して、柴燈と称する庭燎の中に含まれてしまつたのでありませう。
— ――花祭り解説―― 『山の霜月舞』 青空文庫
棟の四方に、張り繞らしてある注連に、山風がそよとうごいて、庭燎の火の粉がチラチラ燃えつきそうに時折|掠める。
— 二天の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
舞台に坐って、笛を構え、撥を把っている、古雅な近衛舎人たちの風俗を写した山神楽師の、怪しげな衣裳も、金襴のつづれも、庭燎の光は、それを遠い神代の物に見せるのである。
— 二天の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
おぬしの店へ」 赤い庭燎のゆらぐ闇へ、二人の影はまた、別れ別れに消えて行った。
— 二天の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
近くの八坂ノ神の庭燎、祇園の神鈴など、やはり元朝は何やら森厳に明ける。
— あしかが帖 『私本太平記』 青空文庫
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庭燎(にわび)は、宮中神楽の1曲である。
出典: 庭燎 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0