無点
むてん
名詞
標準
kanji without kanbun assistance markings
文例 · 用例
読み書きともに質のよい方で、現に今度の吟味にも四書五経いずれも無点本でお試しにあずかりたいという願書を差し出した程であると、角右衛門は自慢そうに話した。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
黙りでは相済まないと思って、「先生、私も、京子とともに無点本の水滸伝。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
この壁間に掲げられた料理の書というものは、無点の漢文ですから、誰にも楽に読みこなせるという代物ではない。
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
」 といいますと、その男は笑って、「おれはこの僧正ガ谷に住むてんぐだ。
— 楠山正雄 『牛若と弁慶』 青空文庫
そうするとまた、茂太郎の声で、ちょうち、ちょうち、ばアちょうち、ちょうち、ばアうつむてんてん、ばアかいぐり、かいぐり、ばアととのめ、ととのめ、ばア その度毎にキャッキャッとよろこび笑う登、登を笑わせていよいよはしゃぐ茂太郎。
— 白雲の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「おつむてんてん」などの簡単な遊戯から、「子買お子買お」の如き込入った演劇に至るまで、一つの行事に一人の児童の携わるのは、精々一年か二年であります。
— 野草雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
作例 · 標準
返り点のない無点の漢文をすらすらと読み解くには、高度な素養が必要だ。
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図書館の奥に眠っていた古い無点の書物を、研究者が一点ずつ調査している。
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この写本は無点のため、後代の学者がどのような解釈をしていたか不明な点が多い。
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標準
poetry, haiku, etc. without comments or corrections
作例 · 標準
句会に出された彼の作品は、残念ながら誰の目にも留まらず無点のまま終わった。
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師匠から「まだまだ修行が足りん」と、真っ白な無点の原稿を突き返された。
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自信作だったが、コンクールでは一点も得られない無点という厳しい結果だった。
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標準
meaningless
作例 · 標準
何の脈絡もない無点な行動を繰り返す彼の心理は、誰にも理解できなかった。
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そんな無点な議論をいくら重ねても、現状を打破する解決策は見えてこない。
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「意味のないことに時間を使いたくない。無点な話はそこまでにしよう」
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