貝を吹く
かいをふく
表現動詞-五段-カ行
標準
to blow a conch
文例 · 用例
それでその貝を机に置き、今後煙草の火が消えた時は、手を鳴らす代りに貝を吹くという約束にした。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
夫人はバルベリニ広場の「貝を吹くトリトン」を童話のようだと面白がった。
— 岡本かの子 『噴水物語』 青空文庫
峰入の山伏は貝を吹く。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
既に渚に上つた子供は法蝶の貝を吹く。
— 木下杢太郎 『海郷風物記』 青空文庫
それから煙草の火のなくなった時に、この法螺貝を吹くと云う約束を致しました。
— 小泉節子 『思い出の記』 青空文庫
その人は貝の名人で、この人が貝を吹くと六里四方にきこえるとか、この人が貝を吹いたら羽黒山の天狗山伏が聴きに来たとか、いろ/\の云い伝えがあるそうです。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
「朝鮮軍記の講釈で、小早川隆景が貝を吹く件をきいている時には、自分のむかしが思い出されて、もう一度貝をふく身になりたいと思いましたが、それはその時だけのことで、武家奉公はもう嫌です。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
武士は法螺をふくとは云わない、貝を吹くとか、貝をつかまつるとか云うのが当然で、その与力も初めはそう云ったのですが、相手にいつまでも通じないらしいので、世話に砕いて「ほらを吹く」と云ったのが間違いの基でした。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
作例 · 標準
祭りの始まりを告げるように、遠くで貝を吹く音が聞こえた。
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彼は山頂で、高らかに貝を吹いて仲間に合図を送った。
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昔の漁師は、霧の中で互いの位置を知らせるために貝を吹いたという。
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合図として貝を吹く役目は、村の長老が務める。
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