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組織網

そしきもう
名詞
1
標準
文例 · 用例
組合はそれに備える充分の連絡と組織網を作って置かなければならなかった。
小林多喜二 工場細胞 青空文庫
この組織は、ブルジョア婦人雑誌の経営上あるまとまった経済基礎となるばかりか、婦人大衆に向って絶え間なく反動ブルジョア文化を宣伝煽動して行く上にもまた実に有効に利用されるブルジョア文化組織網となっているのである。
宮本百合子 婦人雑誌の問題 青空文庫
組織と計画の理性の明るさそのものでがっしり組んで来るような颯爽たる大建築の内部には、社会主義労働の全組織網が納っているのだ。
宮本百合子 子供・子供・子供のモスクワ 青空文庫
出版界も、新聞界も、この組織網のバックアップとして、その力を糾合し、その販売網の対象として強力なる組織体として援助されたいのである。
――大衆に奉仕する一大組織体へ 図書館協会六十周年に寄せて 青空文庫
この配給の対象は、公共図書館、学校図書館、農業組合、各種工場の教養部門、さらに公民館の図書部、更に各官庁の機構の中にその組織網をもたなくてはならない。
中井正一 「良書普及運動」に寄せて 青空文庫
戦後の混乱の文化機構の中に、この大組織網としての図書館構造の形成の中核として立ち上りつつあるわが国立国会図書館は、まことに容易ならざる三年間を、ここに閲したというべきであろう。
――個人的なものから集団的なものへ―― 歴史の流れの中の図書館 青空文庫
後年の「大」西郷が心萎えて月照を抱いて入水するほど、しかく絶望的な大反動期だったが、この入水に立会った朗らかな志士平野国臣は、月照遺品を携えて京都に潜行するや、とたんに、この基礎的組織網の一端をたぐって、するすると安全な地下殿堂にもぐりこんだ。
服部之総 志士と経済 青空文庫