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たまもの
名詞
1
標準
文例 · 用例
さらずば、さらずば、我が方にはらんとて甲斐なき御玉章に勿躰なき筆をや染め給ふ。
樋口一葉 軒もる月 青空文庫
言はゞ我が良人をはづかしむるやうなれど、そもそも御暇をはりて家に帰りし時、聟と定まりしは職工にて工場がよひする人と聞きし時、勿躰なき比らべなれど、我れは殿の御地位を思ひ合せて、天女が羽衣を失ひたる心地もしたりき。
樋口一葉 軒もる月 青空文庫
言はゞ我が良人をはづかしむるやうなれど、そも/\御暇をはりて家に歸りし時、聟と定まりしは職工にて工場がよひする人と聞きし時、勿躰なき比較なれど我れは殿の御地位を思ひ合せて、天女が羽衣を失ひたる心地もしたりき。
樋口一葉 軒もる月 青空文庫
殘る一人席なくて困じけるを、かの醉ひしれたるまめ男、自らは千鳥足の危きをも顧みず、數ならぬ妾に席を讓りはりしは、さきのにくさ、恐しさも忘れさりていとど嬉しかりき、この人なからましかば、わが足は棒になりてそれより石に化りなまし。
萩原朔太郎 花あやめ 青空文庫
卒業の時恩を貰つて自分と母との前でそれを出してみせた親族の男の顔が浮んでゐた。
中原中也 耕二のこと 青空文庫
あそこの養子つて奴あ恩を貰つたんだつたつけ、馬鹿ッ!
中原中也 分らないもの 青空文庫
さらば我、皿持ちゆかん、鰯の頭をびさせ給へ!
中原中也 私の事 青空文庫
雷は彼の声にして嵐は彼の口笛なり、然り、死もまた彼の天使にして彼が彼の愛するものを彼の膝下に呼ばんとする時|遣しう救使なり」と。
内村鑑三 基督信徒のなぐさめ 青空文庫