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筆禍

ひっか
名詞
1
標準
troubles brought on by what one has written
文例 · 用例
以上は自分が今日までに感じた随筆難のありのままの記録で、云わば甚だ他愛のない「筆禍事件」の報告と愚痴のいたずら書に過ぎないが、こんなことまで書くようになるのもやはり随筆難の一つであるかもしれないのである。
寺田寅彦 随筆難 青空文庫
しかし、われわれがこんにちと明日の日本の文学を真すぐにのばしてゆくためには、小田切秀雄著「発禁作品集」、宮武外骨の「筆禍史」をも十分研究した文学史が必要である。
宮本百合子 「現代日本小説大系」刊行委員会への希望 青空文庫
さてその間に、わたしはまた、第二の筆禍事件にぶつかりました。
石川三四郎 青空文庫
宮武外骨氏の『筆禍史』は委さにその事跡を考証叙述して余すなし。
永井荷風 江戸芸術論 青空文庫
一昨年の筆禍事件以来、人気が半減したといわれているものの、それでもさすがに歌麿のもとへは各版元からの註文が殺到して、当時売れっ子の豊国や英山などを、遥かに凌駕する羽振りを見せていた。
江戸名人伝 歌麿懺悔 青空文庫
一七 筆禍の心配 先生と漱石先生との関係は、随筆「夏目漱石先生の追憶」の中にある通りである。
中谷宇吉郎 先生を囲る話 青空文庫
森田君なんか、何でも関わず出してしまえといったが、つまらぬことで筆禍になってもつまらぬから僕なんか大いに止めたわけさ。
中谷宇吉郎 先生を囲る話 青空文庫
私ども無教会の仲間では鳥取県|米子の藤沢武義君、この人は『求道』という雑誌を出していた人ですが、筆禍のため、ここ(マルコ伝一三の九)に書いてあるような目にあった。
マルコ伝による イエス伝 青空文庫
作例 · 標準
彼の書いた記事が大きな議論を呼び、筆禍を招いてしまった。
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歴史上、多くの思想家が筆禍によって迫害されてきた。
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「彼の発言は筆禍につながる可能性がある」と編集長は懸念した。
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