秘主
ひしゅ
名詞
標準
文例 · 用例
それはもはや、神秘主義ではない。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
宮坂にそんな功利的な意図を以って見られたとも知らず、飽まで単に東洋の神秘的の座興相手に擬せられたと信じて居るガルスワーシーは冷たくなった手を上衣のポケットへちょっと挟み込んで、其処で自国の神秘主義に就いての挿話を述べた。
— 岡本かの子 『ガルスワーシーの家』 青空文庫
コナンドイル未亡人からとどいた神秘主義実験報告のパンフレット。
— 岡本かの子 『バットクラス』 青空文庫
噴水の恍惚は醒めたあと愈々精神を明澄にします」 ちょうどこの時分英国にはコナン・ドイルの神秘主義というものが流行っていた。
— 岡本かの子 『噴水物語』 青空文庫
私はエドナ夫人に「あなたはドイルの神秘主義を信奉なさいますか」と訊いてみた。
— 岡本かの子 『噴水物語』 青空文庫
この三年の間、実際何度か君にも書こうと思って、ペンも取り上げたが、やはりもしや君があんまり喜びすぎて、僕のこのせっかく大切の極秘主義に、かえって患することになりはしないかと思って、遂に書く決心も鈍ってしもうのであった。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
或は人工的な神秘主義に強いて一般的な考えを結び付けて考える結果に過ぎないのではないか。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
*5 エッカルッハウゼン ドイツの神秘主義者(1752-1803)多くの神秘主義的な著作がある。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫