鹿苑
ろくおん
名詞
標準
文例 · 用例
「さすがにあのときの君とはいかないか、ほら君をロープの向こう、旧鹿苑の観衆のなかへ投げ込んだろ。
— THE ADVENTURE OF THE SUSSEX VAMPIRE 『サセックスの吸血鬼』 青空文庫
左に模しし画にてその製り様を見たもうべし(第四図イ)、『鹿苑院殿御元服記』永和元年三月の条、〈御車新造、東寺より御輿、御力者十三人、牛飼五人、雑色九人、車副釜取以下〉とあるは、老懸を附けし者の供奉の事を記ししにて釜取といいしは最古し。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
余は二の擬定地あり、一は遠江國磐田郡鹿苑神社の所在地なり。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
鹿苑院金閣寺、いつかその辺りも通ってしまった。
— 国枝史郎 『南蛮秘話森右近丸』 青空文庫
ちょうどこの頃のことである、鹿苑院金閣寺、そこから離れた森林の中に、一人の女が坐っていた。
— 国枝史郎 『南蛮秘話森右近丸』 青空文庫
そこここに死骸を収める西方らしい雑兵どもが急しげに往来するばかり、功徳池と申す蓮池には敵味方の屍がまだ累々と浮いておりますし、鹿苑院、蔭凉軒の跡と思しきあたりも激しい戦の跡を偲ばせて、焼け焦げた兵どもの屍が十歩に三つ四つは転んでいる始末でございます。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
そこここに死骸を収める西方らしい雑兵どもが急しげに往来するばかり、功徳池と申す蓮池には敵味方の屍がまだ累々と浮いてをりますし、鹿苑院、蔭凉軒の跡と思しきあたりも激しい戦の跡を偲ばせて、焼け焦げた兵どもの屍が十歩に三つ四つは転んでゐる始末でございます。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
この北畠・柳原両所の散所がいかなるものであったか明らかではないが、信濃小路猪熊西頬の散所法師が東寺に属し、坂本の穴太の散所法師が延暦寺に属して、各その駆使に任じていた傍例に徴するに、彼らまた鹿苑院に属して、その駆使に委したものであったであろう。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫