上達部
かんだちめ異読 かんだちべ・かむだちめ
名詞
標準
nobility
文例 · 用例
廿一日、己未、晴、将軍家大臣拝賀の為に、明年正月鶴岳宮に御参有る可きに依つて、御装束御車已下の調度等、又仙洞より之を下され、今日到著す、又扈従の上達部坊門亜相已下参向せらる可しと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
親王興に入りたまいて、さらば足下のは、と問わせたまうに、旧上達部の檳榔毛の車に駕りたるが、時に其声を聞くにも似たらん、と申した。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
前司はかたちも美しい上、心ばへも善いさうでございますし、前司の父も受領とは申せ、近い上達部の子でもございますから、お会ひになつては如何でございませう?
— 芥川龍之介 『六の宮の姫君』 青空文庫
必ず「上達部、殿上人」であったものが、「諸大夫、殿上人、上達部」になっている。
— 与謝野晶子 『『新新訳源氏物語』あとがき』 青空文庫
(臨時の客は二宮の大饗と同日に摂政関白家が、大臣以下の上達部を招いて催す饗宴で、大饗と別に変りがない。
— 芥川龍之介 『芋粥』 青空文庫
しかるに大乱はじまりまして、都は大半烏有に帰し、公卿方|堂上人上達部、いずれその日の生活にも困り、縁をたよって九州方面の、大名豪族の領地へ参り、生活するようになりまして、わが洞院信隆卿にも、過ぐる年|周防の大内家へ、下向されましてござります。
— 国枝史郎 『弓道中祖伝』 青空文庫
たゞの上達部や、伝統の絡んだ重苦しい氏の名などゝは違うて、きさくな、自由な感じのする、ありふれて居ない姓や、位も、官も脱ぎ棄てた様に、通り名や、法名だけで通つて居る隠者などから受けるさば/\した気持は、想像出来なくはない。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
天皇に次いでは、小忌――上達部がさうであつた。
— 折口信夫 『古代人の思考の基礎』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の上達部は、宮廷政治において重要な役割を担っていました。
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源氏物語には、上達部の華やかな暮らしぶりが克明に描かれています。
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当時の上達部にとって、和歌の才能は出世の大きな要因だった。
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彼は上達部の家系に生まれたが、武術の道を選んだ。
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