足掻く
あがく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to paw (at) the ground
文例 · 用例
思えば思うほどひとり壁立|万仭の高さに挺身して行こうとする娘の健気な姿が空中でまぼろしと浮び、娘の足掻く裳からはうら哀しい雫が翁の胸に滴って翁を苦しめた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
しかし、藻掻けば藻掻くほど、足掻けば足掻くほど、私の足は次第々々に深く泥の中に入つたのだつた。
— 石川啄木 『病室より』 青空文庫
」 と、その椀を、うしろから投げつけたのが、空を足掻く馬の踵に当ると、生ぬるい水がざぶりとかかった。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
鑵詰の空鑵に入れて置いた水を、狭い籠の中で雄鷄が足掻く拍子に引つくり返してしまふのを、幾度か充してやつた。
— 水野仙子 『白い雌鷄の行方』 青空文庫
」 彼の眼は子供のように、純粋な感情を湛えていた、若者は彼と眼を合わすと、慌ててその視線を避けながら、故に馬の足掻くのを叱って、「ええ、渡しました。
— 芥川龍之介 『素戔嗚尊』 青空文庫
相手が鬼神だって、俺が必死に突っかかりゃあ、打っ倒せねえことがあるものか―― 彼は、奥歯をじっと噛んで、ますます殺気の漲る瞳で、門倉平馬の睨め下ろす視線を、何のくそと、弾き返そうと足掻くのだった。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
停り足掻く旅の馬、土蹴る音は緩やかに堅し、輝く光こそ歌ふらめ、歌あひのしじま長きかな、眞晝は脚を休めつつ、ひとつところに、かにかくに過ひ去ぬべきさまもなく、濃き空の色はかなたにうち澱み、暑さはたゆき夢|載せて重げに蒸しぬ。
— 蒲原有明 『有明集』 青空文庫
そして、頻りに泥をはねかす音と足掻く音がすると共に、霧の中から一人の男の声が聞えて来た。
— 上巻 『二都物語』 青空文庫
作例 · 標準
足掻くの例文1
足掻くの例文2
足掻くの例文3
足掻くの例文4
標準
to struggle (using one's arms and legs)
作例 · 標準
足掻くの例文1
足掻くの例文2
足掻くの例文3
足掻くの例文4
標準
to struggle (to escape an adverse situation)
作例 · 標準
足掻くの例文1
足掻くの例文2
足掻くの例文3
足掻くの例文4