耳新しい
みみあたらしい
形容詞
標準
novel
文例 · 用例
父が話し好きであったからたいていの医師は来るとゆっくり腰を据えて話し込んでしまうのであったが、この楠先生もよくお愛想に出した葡萄酒の杯を銜んだりして、耳新しい医学上の新学説などを聞かせてくれたような記憶がある。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
次にちょっと耳新しいのはロシアの某医師が患者の咽喉の中へ紫色の電灯を点じて喉頭の病を治した事である。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
今迄耳新しい話をされて夫柄歌を考へつゝ、矢張り歌を考へつゝある先生に向き合つて、互に沈默して居た時の心持は何ともいひない。
— 長塚節 『竹の里人〔三〕』 青空文庫
年金を当に戦争に出度がる、耳新しいことを聞くものだと思つた。
— 若山牧水 『岬の端』 青空文庫
そこから出て来る耳新しい文学論は、葉子にも刺戟があった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
今まで莫迦にしていたこの男が、何か耳新しい特殊な智識を持っている悧巧者のように思えて来た。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
そういう云い方も決して耳新しいことではない、ただ論理学という観念を適切に拡大すれば足りる。
— 戸坂潤 『哲学の現代的意義』 青空文庫
何か耳新しい一つ話か思い出話が出るかと思って、心臓に氷嚢をあてながらも寝ないで柱にもたれ、明け方までいろいろな人に混っていたのであったが、誰もそんな話を切り出すひとは誰もなかった。
— 宮本百合子 『母』 青空文庫
作例 · 標準
この話は私にとって耳新しい情報ばかりだ。
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彼の意見はいつも耳新しい視点を提供してくれる。
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その研究結果は、学術界に耳新しい発見をもたらした。
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