慰安所
いあんじょ
名詞
標準
comfort women brothel (during World War II)
文例 · 用例
そうして、この男に、男爵という軽蔑を含めた愛称を与えて、この男の住家をかれらの唯一の慰安所と為した。
— 燭をともして昼を継がむ。 『花燭』 青空文庫
震災後、東京市中到る処に軒並べて(法螺ではない)出来た安飲食店や弁当屋、カフェー等は彼等の唯一の慰安所でなければならぬが、そんな処でビールの満を引いたりしているのは大抵稼ぎ人風の男である。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
全く、彼女の家庭は平和な楽しい、品のよい慰安所でした。
— 宮本百合子 『「母の膝の上に」(紹介並短評)』 青空文庫
家庭がドミトリーの慰安所であった。
— ――ソヴェト文学に現れた婦人の生活―― 『「インガ」』 青空文庫
昨夜殆ど眠れなかったために、一日さぼろうと思った彼は、秋の一日を草原の中でねて暮そうかとも考えたが、結局、いつもの慰安所たる公園に来てしまった。
— 浜尾四郎 『夢の殺人』 青空文庫
そのくせ、美津江達のやうな階級の女に對しては、平氣で、サアヴィスを頼むぞと云ふ氣配をみせて、露骨に、そんな慰安所をつくらうと計畫するむきもあつた。
— 林芙美子 『雪の町』 青空文庫
母というのは、どういうひとですか」「東京女子大を出た才媛で、会社のデパートやクラブで働いている女子職員の監督でしたが、その後軍の嘱託になって、「水月」という将校慰安所を一人で切りまわしていました。
— 久生十蘭 『母子像』 青空文庫
非常な美人で……すこし美しすぎるので、女性間の評判はよくなかったようですが、島ではクィーン的な存在でした」「慰安所の生活というと、これはもう猥雑なものなのでしょうが本人はそういう環境で生長期をすごしたのですね」「いや、そうじゃないのです。
— 久生十蘭 『母子像』 青空文庫
作例 · 標準
第二次世界大戦中、日本軍は各地に慰安所を設置し、多くの女性がそこでの生活を強いられた。
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慰安所の運営には軍が深く関与しており、その実態は長年歴史の闇に葬られていた。
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慰安所問題は、戦後も国際社会において人権問題として議論され続けている。
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生存する元慰安婦の証言は、慰安所での筆舌に尽くしがたい体験を今に伝えている。
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ウィキペディア
慰安所(いあんじょ)とは、旧日本軍が公認した売春宿のこと。太平洋戦争の終結後は、進駐軍やソ連軍のために設置された。戦時中炭鉱や鉱山に設置された売春宿や、日本軍以外の軍用売春宿についても用いられる。
出典: 慰安所 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0