蹄
ひづめ異読 ひずめ・ヒヅメ
名詞頻度ランク #27098 · 青空 678 例
標準
hoof
文例 · 用例
明りを消して寝ようとしていると窓外に馬の蹄の音とシャン/\/\という耳馴れぬ鈴の音がする。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
一緒に公園の茂みの中にわなをかけに行っても彼のかけた係蹄にはきっとつぐみや鶸鳥が引掛かるが、自分のにはちっともかからなかった。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
ちょうど哀れをしらぬ征服者が蹄のあとに残して行く戦者の最後の息であるかのような悲しい音を立てている。
— 寺田寅彦 『凩』 青空文庫
灰で塗られた雪田は、風の吹きつけた痕らしく、おもてに馬蹄形の紋をあらわしている、焼岳の右の肩から遠くの空へ、飛騨の白山つづきの山脈が、広重の錦絵によく見るような、古ぼけた煤色をぼかしている。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
本街道から製材所の横を切れると、もう既に裾野であるが、富士のそれとは違って、乾き切った砂漠で、セージと通称する白ッ茶けた草や、マンザニタと呼ばれるところの、灌木などが茂って、馬蹄の砂が濛々と舞いあがるのには、馬上|面を伏せて、眼をねぶるばかりであった。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
実験室ばかりで仕事をしている学者達はめったに引っかかる危険のないようなこうした種類の係蹄が時々「天然」の研究者の行手に待伏せしているのである。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
「猪が仔猪をつれて来て相撲って遊ぶところです」 赤土は何度か猪の蹄に蹴鋤かれたらしく、綿のように柔かに、ほかほか暖そうであった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
蹄で蹴鋤いた赤土はほかほかしている。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
作例 · 標準
石畳を歩く馬の蹄の音が、静かな朝の街に響き渡る。
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牧場では、馬の健康を守るために定期的に蹄を整えている。
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牛の蹄は二つに分かれており、偶蹄類に分類される。
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ウィキペディア
蹄 は、哺乳動物が四肢端に持つ角質の器官。爪の一種である。
出典: 蹄 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0