揚げ足取り
あげあしとり
名詞名詞-の形容詞
標準
faultfinding
文例 · 用例
しかしそれはいわゆる「揚げ足取り」の態度であって、まじめな学者の態度とは受け取られない。
— 寺田寅彦 『相対性原理側面観』 青空文庫
之を知らぬ者は彼の評論を揚げ足取りの尻取りのと云う。
— 戸坂潤 『文芸評論の方法について』 青空文庫
神の祭りの夜のかけあひ文句――いはゞ揚げ足取りのやうなもの――から出ました。
— 折口信夫 『古代生活に見えた恋愛』 青空文庫
かく譲りてばかりいては、唯物連中の揚げ足取りは、必ず逃げ口上のように評する恐れあれば、今ここに一言だけ述ぶることにいたします。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
だが勿論そんなことは、揚げ足取り以外に、今大した苦情にはならないだろう。
— 戸坂潤 『デカルトと引用精神』 青空文庫
だが、こういう熟語や文法の上での揚げ足取りはどうでもいいとして、例えば作用運営(この対句か熟語の合成かも少し変だが)のみではいけないから、大いに吏道を振粛する、と云うことになるらしいのだが、して見ると庶政の(だろうと判読)作用運営以外に吏道なるものがあるように取れるようだ。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
もちろん私は自然人間の立場から、エラスムスが嘲笑ったような「瞬間、無遠慮、揚げ足取り、および関係」についての哲学論争からより、ロジャー・ベイコンの実験からもっと希望があると言っているのである。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
上記の「絶対的な」懐疑主義の揚げ足取りに過ぎないことを論破するために苦労したことがある者は皆、実のところ対立する相手がいないのに論争したことになり、自然が先行して心に刻み込んで不可避にした機能を、議論によって確立しようと努めたことになるのである。
— A Treatise of Human Nature 『人間本性論(人性論)』 青空文庫
作例 · 標準
揚げ足取りの例文