幻辞.com

言わでも

いわでも
表現
1
標準
goes without saying
文例 · 用例
言わでもの事であったかも知れません。
太宰治 風の便り 青空文庫
頼めば二つ返事で引受けて呉れるとばかり思っていたから、親戚の者が連れて行こうとした時にも、言わでもの広言迄吐いて拒んだのだが、こう断られて見ると、何だか先生夫婦に欺かれたような気がして、腹が立って耐らなかった。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
一番関心を持たせられるのは、お役所などから廻ってくる印刷物に相当ムダがあって例えば“祝い終った、さあ働こう”など、全く言わでものことではないかと思います、まるで“朝になった、さあお起きよう”というのと同じことでしょう、こんな標語をレイレイしく印刷するより、もっと内容を厳選してほしいと思います。
宮本百合子 回覧板への注文 青空文庫
「うむ、それだ」 梨子地の鞘の長い刀を大事に取下ろして主人へ捧げると、主膳はそれを受取って、「これが伯耆の安綱だ」 言わでものことを女中に向ってまで口走るのは、酒がようやく廻ったからであります。
お銀様の巻 大菩薩峠 青空文庫
五 その何とも言えない、いやな色を見て、お雪ちゃんは急に、言わでものことを言ってしまったと、自分ながら気の毒と、それから一種の羞恥心というようなものに駆られ、我知らず面を赧らめて、だまってしまいました。
畜生谷の巻 大菩薩峠 青空文庫
臨終の床で、「かならず怨みをはらしてみせる」 などと言わでもの怨みをいうあきらめの悪い死にかたをしたが、忠文が死ぬとすぐ、実頼の息子や娘がつぎつぎに変死した。
久生十蘭 無月物語 青空文庫
忠文としては、それはそれなりに一応の働きをしたつもりだったので、大納言実頼の差出口で恩賞が沙汰やみになったことを遺恨に思い、臨終の床で、「おのれ、実頼」 などと言わでもの怨みをいう、あきらめの悪い死にかたをしたが、忠文が死ぬとすぐ、実頼の息子や娘がつぎつぎに変死するという怪事がおこった。
久生十蘭 無月物語 青空文庫
言わでものことを言ったと思ったのでしょう。
路地の小判 銭形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
「このプロジェクトの成功は、君の尽力があってこそだよ。」「いや、言わでものことですよ。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「試験に合格するには、よく勉強することだ。」「ええ、言わでも!」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「みんなで協力すれば、きっとうまくいくよ。」「そうですよ、言わでも。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
2
標準
should rather be left unsaid
作例 · 標準
「あの件については、もう触れないでおきましょう。言わでものことですから。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼の失敗は明らかだったが、皆、言わでものこととして黙っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「ごめん、ちょっと言いすぎたかも。言わでものことを言ってしまった。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite