弓隊
ゆみたい
名詞
標準
文例 · 用例
武田の弓隊長|弓削某と云う者だと伝える。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
この慶応二年さえも我藩の軍隊は、源家古法と甲州流を折衷した旧式編制であって、弓隊こそ廃したれ、銃隊の足軽は丸玉の火縄筒である。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
つづいて弓隊が之につぎ、つづいて長柄の槍組が突入した。
— ――越後守安吾将軍の奮戦記―― 『決戦川中島 上杉謙信の巻』 青空文庫
行軍は、先鋒隊の前に、放ち物見、大物見を先に、四段に備え立て、中軍をまん中に、鉄砲隊、弓隊、槍隊、武者隊とつづき、兵糧、軍需の物を積んでゆく荷駄隊は、最後方から汗をふりしぼってそれに従いて行った。
— 吉川英治 『上杉謙信』 青空文庫
大体、鉄砲隊をまっさきに置き、次に弓隊、長柄隊、武者――という四段立てが常識となっていた。
— 吉川英治 『上杉謙信』 青空文庫
そして、半町以内にまで迫りあうと、こんどは弓隊が、雨の如く矢を送る。
— 吉川英治 『上杉謙信』 青空文庫
浅野又右衛門の弓隊は、そこの本陣からやや離れた山陰の腹にかたまっていた。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
一個の信長が京都へ上るため、随行としては、宿将、旗本、小姓衆から銃隊弓隊、また赤柄の槍組とつづき、医者、茶道衆、祐筆、俳諧師、沙門、荷駄隊にいたるまで――見送っても見送っても人馬の列は容易に尽きない。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫