下坂
しもさか
名詞
標準
downhill
文例 · 用例
下坂は、動が取れると、一|名の車夫は空車を曳いて、直ぐに引返す事になり、梶棒を取つて居たのが、旅鞄を一個背負つて、之が路案内で峠まで供をすることになつた。
— 泉鏡花 『雪の翼』 青空文庫
○京都一変の上は、中川宮を幽閉し奉り、一橋|慶喜を下坂せしめ、会津藩の官職を剥奪し、長州を京都の守護職に任ずる。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
「やれ、やれ、骨がおれましたね」「これからはらくですよ、下坂ですからね」 こんどはもうまるでらくらくと走ってゆきました。
— 竹久夢二 『玩具の汽缶車』 青空文庫
よく/\心中ニもわかり候よふ、陸奥に咄し致しくれ候よふと申聞候所、加七曰ク、仙台の役人及河内の郷士ら相会し候得バ、加七が自から下坂と云わけニハまいらずゆへ、陸奥先生義早※上京の上、右人々に御引合奉願候との事なり。
— 慶応三年十月二十二日 陸奥宗光あて 『手紙』 青空文庫
其上御考可被成、私儀もひまを得候へバ下坂可仕、外に用向も在之候。
— 慶応三年十一月十一日 林謙三あて 『手紙』 青空文庫
彼海軍士官被仰付候者も、大坂表ニて被仰付候時ハ拙者、急※下坂仕らねバ彼者とよる所を不知と申事ニ相成申候。
— 池内蔵太あて(推定、慶応元年夏、二十二日) 『続 手紙』 青空文庫
青江の刀と云えば、福岡貢の十人切の青江下坂をはじめ、妖刀として定評がある。
— 豊島与志雄 『怪異に嫌わる』 青空文庫
青江下坂の刀がしつこい程、出たり這入つたりして、更にそれに鑑定書の折紙が交互に紛失したり発見せられたりし、此二品が貢の手に集つた時に、呪はれた刀の為に、貢が人を斬つてしまふ、と言ふ様に深入りして行く。
— 折口信夫 『正直正太夫に期待す』 青空文庫
作例 · 標準
自転車で下坂を駆け降りる時の、風を切る感覚がたまらなく好きだ。
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この下坂は勾配が急なので、スピードの出し過ぎには十分注意してください。
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重い荷物を背負っての下坂は、膝に大きな負担がかかる。
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