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駿遠三

すんえんさん
名詞
1
標準
文例 · 用例
駿遠三の大管領、今川義元はどうかというに、田楽狭間の一戦で織田信長に殺された。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
駿遠三の領主で、小なりといへども一王国の主人、信長の同盟国で、同盟国も格が下なら家臣と似たやうなものではあるが、ともかく独自の外交策によつて信長と相結んだ立場であつた。
坂口安吾 二流の人 青空文庫
駿遠三の大軍を動員して、義元が大挙、西上するに当って、当然、捨身の抵抗を予想されるのは、尾張であった。
第二分冊 新書太閤記 青空文庫
しかも義元は、駿遠三だけの義元であったが、太原雪斎の道風は宇内に振い、天下の太原雪斎であった。
第二分冊 新書太閤記 青空文庫
駿遠三の大軍と義元の威勢をもって、京都まで上るに、何ほどのことがあろう) と、口ぐせにいう義元をたしなめては、沿道の諸州の実態を探らせ、能うかぎりは戦わずに、未然の外交策と利をもって、無血の上洛を計ったりした。
第二分冊 新書太閤記 青空文庫
近く、駿河の田舎公方が、駿遠三の大軍を誇って、上洛の企てあることも聞き及んでおろうが」「かくれない儀――疾く承知しておりまする」「むざと、尾張の国土を、踏み通らせてなろうか。
第二分冊 新書太閤記 青空文庫
――とすれば、つまるところ、われらが弱兵だということになる」「或いは、天下は大坂にまかせても、駿遠三信の四ヵ国にわたって、無事を保てばよいとして、はや小成に安んずるお心やもしれぬ。
第十一分冊 新書太閤記 青空文庫
氏郷が政宗の後の会津を引受けさせられたと同じ様に、織田|信雄は小田原陣の済んだ時に秀吉から徳川家康の後の駿遠参に封ぜられた。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫