来宗
らいたかし
名詞
標準
文例 · 用例
ことに、義髄は一日も人身の大礼を仏門に委ねるの不可なるを唱え、中世以来宗門仏葬等のことを菩提寺任せにしているのはこの国の風俗として恐れ入るとなし、信州全国|曹洞宗四百三か寺に対抗して宗門|人別帳離脱の運動を開始したのは慶応元年のころに当たる。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
この他とは元来宗教的なものを意味していた。
— 三木清 『人生論ノート』 青空文庫
第十二回一 由来宗教というものは、それ自体偉大なものである。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
元来宗教その物がコムモンセンスのもので決してセンモンセンスのものでないのだ(大笑声起る)。
— 新渡戸稲造 『イエスキリストの友誼』 青空文庫
その限り元来宗教は哲学なのだ。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫
其の色調と云うのは、「生」即ち生命、人間の存在と云うものが、本来宗教的な生活を真面目とする筈のところ世俗の生活としては日常的な生活態度として、宗教的な生活態度から離れ落ちてる。
— 戸坂潤 『読書法』 青空文庫
元来宗教は一つの文化形態としてのイデオロギーであるが此処では夫が、何かの意味の宗教心理学を利用することによって、一つの意識形態としてのイデオロギーとして、社会精神病理学的に取り扱われねばならないだろう。
— 戸坂潤 『イデオロギー概論』 青空文庫
元来宗教というのが単なる信仰――宗教的信念――や宗教的体験であれば、あまり問題はないのであるが、併し実際上宗教は常に必ず一つの宗教的な範疇の体系を持たざるを得ないのである*。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫